面接の話し方


やはり就職活動や転職活動をする人は、最初の大きな関門の面接を突破する必要があります。この面接で最も大切な項目は、何と言っても第一印象でしょう。それでは何を以って、第一印象を演出すれば良いのでしょうか?表情でしょうか?それとも服装でしょうか?

先ず面接に際して一番重要な項目は、気持ちを面接官である人物に伝える事に他なりません。こんな時、やる気と熱意のこもらない話し方では、どんなに良い言葉を用いたとしても相手には伝わりません。やはり自分に興味を持って貰う為には、何よりもここで働く気持ちがある事を、笑顔で前面に押し出す必要がある筈です。


次に重要な項目は、等身大の自分を見せる事です。言い換えれば背伸びをするのは、逆効果だという事です。

確かに自分を良く見せたい気持ちは、向上の原動力には違いありません。然しながら作為が見え透いてしまうと、如何にも実物は劣りますと言わんばかりになります。

そもそも、マニュアル通りの応答をする人物には、興味は湧かない傾向があります。何よりも面接官は人と接するプロであるばかりか、その多くの場合求職者よりも年長で人生経験があります。従って年下が貼った優等生風のメッキ等、瞬時に見破るのは間違いないのです。

これは是非皆さんに考えて頂きたいのですが、自分が面接官になったと仮定して下さい。もし次から次へと登場する求職者に、全員示し合わせた様に同じマニュアル通りの応答をされたら、笑いをかみ殺すのに苦労するのではありませんか。

こんな時、未熟ではあっても自分の言葉で語る求職者が一人現われれば、こちらの方に強烈な印象が残るのは自然の摂理と言えましょう。従って謙虚で正直な態度を忘れずに、自身が選び出した言葉で応答する心掛けが重要なのです。

最後に重要な項目は、欠点を長所に置き換えて伝達する事です。やはり人間であれば、誰にでも長所と短所があります。そしてこの短所が基準を変えれば長所になり、長所が基準を変えれば短所になるのは、皆さんも御承知の通りです。

例えば同じ性質を、「優柔不断」と表現すれば印象は悪いですが、「思慮深い」と表現すれば気品と知性が感じられますね。そこで自らの欠点を素直に認めながらも、視点を変えればむしろ長所になり得る、こういう話が上手に出来れば、面接官への印象は上がるに違いありません。

とは言え、短時間の面接だけで自分の将来が決定すると思えば、プレッシャーがかかるのは無理もありません。然しながら面接とは、書面だけでは分からない自分を会社にアピールする絶好のチャンスなのです。そこで充分に対策を講じて、後悔の無い様に取り組みたいではありませんか。

それからこれは余談ですが、就職の面接を受ける際には、自分をどう表現するのか以上に、会社が自分に何を求めているのか、これを知っておくのが最低限の必須条件です。

これが仮に研究室の面接であれば、何某かの研究を極めたいとアピールしても構わない訳ですが、営業の面接でこんな自己実現型、社会貢献型の自分を訴えては大変な事になるからです。

一方、これがもし役所であれば公僕(こうぼく)として、又違った応答が必要になります。

然しながら会社の面接である限り職種を問わず、利潤の追及に貢献する自分を売り込む必要があるのは常識です。そこで「私が入社させて頂ければ、これ位は儲けさせてみせます。」位の大風呂敷が広げられる人物が、保証は出来ませんが面接官の記憶に残る場合も有り得るのです。